ものづくりや観光PR 筑波銀、つくばでビジネス商談会

筑波銀行(本店土浦市、藤川雅海頭取)は17日、つくば市竹園のつくば国際会議場で、ビジネス交流商談会を開催した。北関東3県を中心とする企業・団体が計241のブースを並べ、食・ものづくり・観光などに関連した技術や製品をPR。約2500人が来場し、700件程度の商談が行われた。
商談会は、北関東自動車道の全線開通を契機に高まる3県のビジネスニーズに応えるのが狙いで、県信用保証協会、東和銀行(前橋市)、栃木銀行(宇都宮市)などとの共催。
食関連のブースでは、地域の農水産物を加工した缶詰やおつまみなどが展示され、生産者らが買い付け担当者らに売り込んだ。
ジョイフル本田グループで、ビール製造も手掛けるホンダ産業(阿見町)は4種類の地ビールをPR。担当者は「手作りのビールを幅広い人に知ってもらいたい」と力を込めた。
高校や大学の出展コーナーでは、県内の高校8校と2大学がブースを並べた。石岡商高は、授業の一環でグループごとに開発したスイーツ商品を展示した。
パッケージなどのキャラクターをデザインした商業科3年の羽成結衣さんは「将来はデザイン関係の仕事に就きたいので自信になった。高校の校章をモチーフにしているので、地域の人たちに愛されるキャラクターになってほしい」と笑顔を見せた。
(小室雅一)