水戸の柔甘ねぎ、GI登録を報告 生産者ら市長に
「水戸の柔甘(やわらか)ねぎ」が農林水産省の「地理的表示保護制度(GI)」に登録されたことを受け、JA水戸の八木岡努組合長や水戸地区ねぎ生産部会の園部優部会長らが13日、水戸市中央の市役所臨時庁舎を訪れ、高橋靖市長に登録を報告した。
GIは特定地域に根付いた高品質の農林水産物を、知的財産として保護する制度。水戸の柔甘ねぎは7日、全国で59番目のGIに登録された。県内登録産品としては、江戸崎かぼちゃ(稲敷市など)と飯沼栗(茨城町)に続き3例目となった。
水戸の柔甘ねぎは柔らかく甘味があり、辛味やえぐ味が少ないため、緑の部分まで生で食べられるという。
高橋市長は「水戸としてもまた一つ、ブランド力のある農産物が増えてうれしい」と喜びと期待の声を寄せ、園部部会長は「ブランド力向上にますます努めていきたい」と意気込みを語った。