2018年3月8日(木)

イノシシ被害防げ 県と桜川市が対策研修会

住民ら、箱わなで捕獲法学ぶ

実際に設置した箱わなを見ながら、注意点を学ぶ参加者たち=桜川市本木
実際に設置した箱わなを見ながら、注意点を学ぶ参加者たち=桜川市本木

イノシシの被害を食い止めようと、県西地域鳥獣被害対策研修会が、桜川市羽田の市大和中央公民館などで開かれた。地域住民や農業関係者ら約50人が参加し、箱わなによる捕獲方法を学んだ。

県西農林事務所と同市が主催。県の鳥獣被害対策モデル地区に設定されている本木、犬田、青木、羽田各地区の住民らが参加した。

2016年度の同市内のイノシシの捕獲頭数は1125頭で、農業被害は2100万円を超える。研修会では、同市担当者のほか、農作物野生鳥獣被害対策アドバイザーの相田佳一さんが地域ぐるみで対策に取り組む重要性について講義。「イノシシの繁殖力は高く、対策は私たちの世代では終わらない。長期戦を理解し里山再生と人間活動の活発化をゴールにつなげていく必要がある」と述べた。

現地研修として、鉄製おりの中に餌を置いておびき寄せる「箱わな」の設置場所に移動。同アドバイザーの池田治一さんが注意点を解説した。池田さんはイノシシの足跡があるような場所に仕掛けることに加え、餌について「人間が食べる物を好く。天ぷらも有効。リンゴや芋は丸のままだと、おちょこ口で食べられない。さいの目にして置いて」などと強調した。

意見交換では参加者から熱心に質問が寄せられたほか、「通年通して猟ができる方法を考えてほしい」「根本的な解決には山をきれいにすることが欠かせない」などの意見が寄せられた。

今後、モデル地区の各地区2カ所ずつに箱わなを設置する予定。農地所有者が16年に結成した本木二区本木鳥獣害対策協議会の萩原徳雄会長(74)は「箱わなを扱うのは初めてで、有意義な研修会だった。地域で協力し少しずつ駆除していきたい」と力を込めた。 (平野有紀)

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