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「仕事やり切った」 菊地副知事が退任

退任セレモニーで職員から茨城国体のマスコット「いばラッキー」の縫いぐるみを手渡される菊地健太郎副知事=県庁玄関
退任セレモニーで職員から茨城国体のマスコット「いばラッキー」の縫いぐるみを手渡される菊地健太郎副知事=県庁玄関


31日付で退任し総務省に復帰する菊地健太郎副知事(45)が30日、大勢の職員に拍手で見送られながら「(仕事を)やり切った」と話し、約3年9カ月過ごした県庁を後にした。

正面玄関前でセレモニーが開かれ、小野寺俊副知事は「総務部長時代は13年ぶりに繰り替え運用なしに当初予算を編成し、財政健全化の筋道を立てた。昨年は知事が24年ぶりに代わりしっかり庁内をまとめていただいた。今度は国の舞台でご活躍を」と述べた。

菊地副知事は「皆さんと仕事ができて本当に良かった。やり切ったという思いでいっぱい。総務省では引き続き地方行政全般を扱う。皆さんとのご縁を大事に頑張っていきたい。皆さんも大井川知事の下、ご健闘をお祈りする」とあいさつ。笑顔で公用車に乗り込み、手を振りながら県庁に別れを告げた。

菊地副知事は八郷町(現石岡市)出身。県立水戸一高、東大法学部を経て自治省(現総務省)入りし、熊本県などの財政課長などを経て2014年7月、本県の総務部長に着任し、17年4月から副知事。4月からは大臣官房参事官兼財政課復興特別交付税室長として同省復帰する。(黒崎哲夫)



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