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県庁内引っ越し開始 大規模改編で職員総出

庁内引っ越しのために積まれた段ボールの間を縫って荷物を運び出す県職員=県庁
庁内引っ越しのために積まれた段ボールの間を縫って荷物を運び出す県職員=県庁


大規模な組織改編を新年度に行う県は30日、庁舎内の引っ越し作業を開始した。若手職員を中心に約100人を運搬作業員に指名し、あらかじめ荷造りしておいた段ボール箱約1万5000個のほか、机やいす、書類棚などを30、31の2日間で移動する。

引っ越しシーズンと運送業界の人手不足により業者に依頼できず、職員総出での作業となった。

初日の30日は、通常業務終了後に作業する職員が集合。管財課員が「ストレッチしてから作業を。重いと思ったら2人で組んで」などと、けがや事故が起きないよう呼び掛けた。

各課の荷物をいったん運び出さないと移動元からの荷物を搬入できないため、職員らは段取りに気を配りながら作業した。大小の台車に段ボールを載せ、決められた手順に従って移動先に運び込んだ。エレベーターホールは移動待ちの台車で列ができていた。

運搬作業は31日も続く。4月1日に荷ほどきして2日からの新年度業務に備える。現在とは別のフロアに移動する職員は「通常業務をしながら深夜まで荷造りをして正直疲れた。新年度から気持ちを切り替えて業務に励みたい」と話していた。 (黒崎哲夫)



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