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過酷な登山、克明に記録 坂東で地元出身報道写真家・木村勝久さん業績紹介

木村勝久さんが撮影した写真や愛用した品が展示されている=坂東市山
木村勝久さんが撮影した写真や愛用した品が展示されている=坂東市山


現在の坂東市に生まれ、1970年の日本山岳会登山隊によるエベレスト登頂に報道カメラマンとして同行した木村勝久さん(1930〜2005年)の業績を紹介する企画展が、同市山の坂東郷土館ミューズで開かれている。木村さん本人が撮影した写真や愛用した品々が展示され、過酷な登山の様子がありありと伝わってくる。


木村さんは旧岩井町に生まれ、県立水海道一高を卒業。毎日新聞に入社しカメラマンとして活躍した。

特に山岳取材に力を発揮し、1960年にヒマラヤ山脈ヒマルチュリの初登頂に挑戦した慶大ヒマラヤ登山隊に同行。重い撮影機材を担ぎながら、シャッターを切り続けた。

70年には日本山岳会登山隊のエベレスト登山を追い、登山家の松浦輝夫さん、植村直己さんコンビが日本人として初めてとなる登頂を果たすまでを克明に記録した。

企画展では、木村さんが撮影した写真の数々とともに、木村さんが使用したカメラやトランクケースの実物、愛用したピッケルなどを展示。木村さんの仕事ぶりや情熱を垣間見ることができる。

木村さんは家業の貴金属店を継ぐため新聞社を途中退社し、現在の坂東市内で写真教室の講師を務め写真の楽しさを人々に伝えた。

教室に参加し交友があったという同館企画専門員の板垣隆さんは「木村さんは穏やかで優しい人だった」と振り返り、「偉業を成し遂げた人物が坂東市にいたということを知ってほしい」と話している。会期は5月27日まで。 (小原瑛平)



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