水戸で「卓球フェス」 小中学生がトップ選手ラリーに歓声
2016年リオ五輪メダリストの水谷隼選手を招いた「卓球フェスティバル」が15日、水戸市青柳町の青柳公園市民体育館で開かれた。地元の児童生徒を中心とする約2千人がトップ選手による指導を受け、高い技術を学んだ。
フェスは同市の市街地活性化を目指し、今年2月に発足した「水戸456(ジゴロ)会」(松本寛代表理事)が開催。会場には水谷選手と、W杯や全日本社会人卓球選手権などで活躍する上田仁選手が登場した。
市内の小中学生が両選手に挑む「チャレンジマッチ」や、両選手による「エキシビジョンマッチ」が行われ、両選手の白熱したラリーに大きな歓声が沸いた。
卓球クリニックでは、中学生10人が両選手を模範に、同じ動きのラリーに挑戦。生徒によるプレーを確認した両選手が、サーブのこつやレシーブの課題などを指摘し技術を伝授した。このほか、ラケットケースやバッグをプレゼントする抽選会も行われた。
市立見川中3年の斉藤尊さんは「ドライブの打ち方やさまざまなサーブの特徴などとても参考になった。今後の試合で生かしたい」と感想を述べた。 (前島智仁)