つくばエクスプレス(TX)の茨城空港までの延伸を目指し、同空港のある小美玉市と周辺の石岡、土浦、つくば、かすみがうら、行方、鉾田の7市の市議会正副議長は7日、議会期成同盟会を結成した。団結して取り組みを進め、国や県への要望活動などを加速させていく。

設立総会は同日、土浦市内のホテルで開かれ、会長に市村文男小美玉市議会議長を選出。本年度事業を県などへの要望活動に絞ることで全会一致し、夏ごろをめどに、県やTXを運営する首都圏新都市鉄道、国会議員らに要望活動を行う。

期成同盟会の結成は、茨城空港まで延伸することで、沿線地域に人口増や経済発展、観光振興などさまざまな効果をもたらすとし、設立に向けた第1回会合を昨年8月に開き準備を進めてきた。

市村会長は「7市議会で連携して取り組むことで心強い。実現に向けまい進したい」と抱負を述べた。また、総会には各市長らのほか、国会議員や県議ら大勢が来賓として出席。島田穣一小美玉市長は「目的は一つなので、首長同士も一緒に加わる方向で呼び掛けていきたい」と話した。(高畠和弘)