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茨城町で学習会 ヒヌマイトトンボ観察

ポリ袋に入れたヒヌマイトトンボを解説する県環境アドバイザーの佐々木泰弘さん(左)=茨城町中石崎
ポリ袋に入れたヒヌマイトトンボを解説する県環境アドバイザーの佐々木泰弘さん(左)=茨城町中石崎


茨城町中石崎の涸沼自然公園と周辺のヨシ原で6月30日、涸沼環境学習会が開かれ、子どもや大人がヒヌマイトトンボや昆虫を観察した。町みどり環境課が主催し約50人が参加した。

県環境アドバイザーの佐々木泰弘さん(61)が講師となり、公園内を散策した。「コシアキトンボは沼を代表するトンボだ」と解説。ニイニイゼミ、ウスバカゲロウ、モンシロチョウなどを確認した。

一行は近くのヨシ原に移動。佐々木さんがヨシの中に分け入り、ヒヌマイトトンボのオスとメスの捕獲に成功。子どもたちはポリ袋に入ったトンボを観察した。

水戸市吉沢町の小学6年、木村芽依さん(11)は「ヒヌマイトトンボの体長が小さくてびっくりした。昆虫をいっぱい観察できた」と喜んでいた。

ヒヌマイトトンボは1971年7月7日に発見された。宮城県から長崎県まで汽水域で生息地が確認されていたが、東日本大震災の津波で東北地方は北上川を除き消滅した。環境省や県のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されている。(清水英彦)



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