サイクリングで連携を 台湾自転車メーカー・ジャイアント幹部が知事表敬
台湾の世界的自転車メーカー・ジャイアントの羅祥安前社長(69)が11日、水戸市笠原町の県庁に大井川和彦知事を表敬訪問した。サイクリングを通した観光振興について知事から説明を受け、羅氏は「連携していきましょう」と積極的に応じる姿勢を見せた。
9月14日に仙台市を訪れた羅氏を、大井川知事が訪問したことへの返礼。知事は自転車専用道「つくば霞ケ浦りんりんロード」などの観光資源について、地図を使いながら身を乗り出して説明した。茨城空港の台湾便が今月末から定期便化することにも触れ「一緒にやれば大きな成果になる」と求めた。
羅氏は、これまで愛媛、広島県のしまなみ海道や滋賀県の琵琶湖など自転車道の振興で各県と連携してきたことを紹介し「山も湖もある茨城の環境はとてもいい」と評価し、「自転車文化を普及させていきたい」と協力を了承。知事との再会を喜び握手を繰り返した。