《2020年夏季茨城県高校野球大会》1回戦・水戸ブロ(12日) 波崎柳川 鈴木会心、殊勲の一打
普段よりも打順を上げた波崎柳川の6番鈴木将斗(2年)が期待に応え、サヨナラ打を放った。
昨日の練習で調子が良かったという。好機は九回裏2死一、三塁に巡ってきた。大事な場面に不安はあったが、三塁にいた斎藤駿主将(3年)の「気を楽にして芯を捉えろ」という声を聞いて「思い切り打てた」。力強い一振りが捉えた打球は左前へ。見事殊勲者となった。松金崇祐監督(36)は「強く低い球を打ってくれた」とたたえた。
昨秋は9人で戦い、交代できない、つらさを経験した。春に1年生が入ってきて楽になったといい、「今はチームに支えがあるので出せる力も違う」と強調した。
2回戦の相手は強豪・水城。鈴木は「次も勝って3年生とできるだけ長く野球をしたい」と願った。