《2020年夏季茨城県高校野球大会》3回戦 土浦湖北 気迫4連打、一挙5点
○…土浦湖北は九回の逆転劇で昨夏準優勝の常磐大高を破った。小川幸男監督(60)は「(これまでは)競り合いで八回、九回に点を取れるチームではなかった。よく頑張ってくれた」と選手たちをたたえた。
六回まで2点をリードする展開だった。しかし七回裏に相手4番打者の2点本塁打などで4点を奪われ、逆転を許した。だが、諦めない。田中海斗主将(3年)は「気持ちを切り替え、全員で声を出し合ってチームが一つになれた」と話した。
九回表、1死から2四球も絡めて6番・福田雄大(2年)の右翼手の頭を越える二塁打から4連打で5点を奪い、土壇場で逆転に成功した。下級生の活躍もあり3回戦を突破した。田中主将は「頼もしい後輩。次も自分たちの野球をやって一戦一戦勝っていきたい」と先を見据えた。