《2020年夏季茨城県高校野球大会》4回戦 水戸一あと1点 九回驚異の粘り 監督、ナインたたえる
水戸一は最終回、驚異的な粘りを見せ、同点まであと1点まで迫ったが、力尽きた。竹内達郎監督(46)は「諦めずに戦う気持ちを見せてくれた」とナインをたたえた。
選手同士のミーティングによって先発メンバーや交代の方針を決めた。指揮官は「選手が主体的に戦うことが、これからの高校野球のあるべき姿」という思いから、選手へ全権を託した。
接戦で追い掛ける展開は想定内。九回は下位打線から好機を広げ、詰め寄った。惜しくも敗れはしたが、意地の2点三塁打を放った古谷祟晃(3年)は「指示を待つのではなく、どういう状況でも自分たちで考えてやる意識で大会を戦い抜けた」と胸を張った。
■水戸一・折橋秀哉主将(3年)
受験勉強はチームをまとめることや一勝を挙げる大変さに比べれば大したことではない。野球ボールをペンに持ち替えて、やるべきことをやっていく。