《2020年夏季茨城県高校野球大会》4回戦 明秀日立の4番久保田 コンパクトな振り徹底
○…明秀日立は下手投げの相手先発に対し、コンパクトな振りを徹底して打ち崩した。五回に勝ち越しとなる中前2点打を放った主砲・久保田翔太(3年)は「大きい当たりは狙わなかった。4番打者の自分がチームバッティングの姿勢を表さないといけないと思った」と言い切った。
猛打のイメージがある明秀日立だが、金沢成奉監督(53)は「長打力はあくまでもアイテムの一つ」と語る。五回はバットを指3本分短く持ってスイングする作戦が奏功。ライナー性の当たりで単打4本を集め、試合の流れを引き戻した。
3年生31人にとって最後の試合は、多賀との県北地区勢対決となる。久保田は「悔いの残らないように気持ちを一つにして、監督と一緒に勝利を目指したい」と誓った。
■明秀日立・久保田翔太一塁手(3年)
大会を通して全員が勝つために同じ方向を向けるようになってきた。一人一人がチームのためのプレーを意識できたので勝てた。