《2020年夏季茨城県高校野球大会》準々決勝 土浦日大エース 中川13Kの力投
○…土浦日大のエース中川竜哉(3年)は13三振を奪う力投を見せたが、自ら招いた窮地で踏ん張りきれなかった。決勝戦のつもりで臨んだ最後の試合。直球、変化球ともに調子がよく、コースに投げ込み着実に打者を打ち取っていった。
だが、0-0で迎えた五回表。先頭打者へ投じた直球がアウトコース高めに甘く入った。右中間へ運ばれ無死三塁。その三走へのけん制がボークとなり、先制点を与えてしまった。九回にも2死二、三塁から暴投で1点を失った。
試合後、「自分から崩れてしまった」と悔しがったが、最後は「チームの団結力が強くなったのを感じられた」と仲間との3年間を誇った。
■土浦日大・小菅勲監督(53)
大事なところで長打が出なかった。相手投手が上だった。それでもいい経験ができて力いっぱい戦えたと思う。