《2020年夏季茨城県高校野球大会》準々決勝 水海道二大奮闘 敗戦も晴れやか
○…初の「8強入り」を果たし、快進撃を続けてきた水海道二はあと一歩及ばず力尽きた。それでも選手たちは「ここまで来られて悔いはない」と口をそろえ、すがすがしい表情だった。
昨秋の台風19号で河川敷にある練習グラウンドが水没し、他の部活動が使用するグラウンド脇や体育館などでの練習を余儀なくされた。新型コロナウイルス感染拡大による休校も重なり、通常の練習再開は6月から。
しかし、いい影響もあった。ゴロ捕球など基礎練習に徹した結果、守備力が上がった。休校中も主将を中心に連絡を取り合うことで結束力も増した。
会田智哉主将(3年)は「目標だったベスト16を果たし、8まで残れたのはみんなのおかげで誇り」と胸を張った。完投し、2安打を放ったエースで4番の飯田真大(同)は「自分たちの野球ができた」と晴れやかな笑顔で話した。