《第73回秋季関東高校野球県大会》1回戦 藤代のエース岡野、代打で口火

◇第73回秋季関東高校野球茨城県大会1回戦(水戸葵陵2-6藤代、20日・ジェイコム土浦)
1点を追う七回裏、代打で出場した藤代のエース岡野祥大(2年)が中前に同点打を放ち、逆転の口火を切った。
七回裏2死一、二塁で、菊地一郎監督(50)は投手の岡野を打席に送った。投手陣は普段、打撃練習は比較的少ないというが、それでも「打てる気しかしなかった」と岡野。1ボール1ストライクから、「来る」と確信していたスライダーを振り抜き、中前へとはじき返した。
その後チームは勝ち越すと、3点リードで八回からマウンドに上がり、持ち味の打たせて取る投球で残り2回を無失点で抑え、反撃を許さなかった。
2回戦の相手は第2シードの明秀日立。昨秋は1点差で敗れており、岡野は「借りを返すつもりで、自分たちの力を出し切る」と誓った。
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