《第73回秋季関東高校野球茨城県大会》1回戦 土浦湖北・長谷川、殊勲の三塁打

◇第73回秋季関東高校野球茨城県大会1回戦(下妻一5-6土浦湖北、21日・ジェイコム土浦)
夏季大会1位校の土浦湖北は土壇場で試合をひっくり返した。2点を追う九回裏2死走者なしから下位打線がつながり、最後は長谷川颯汰(2年)がサヨナラの2点三塁打。殊勲のリードオフマンは「何としても打つしかないと思っていた」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
相手投手は想定外の軟投派左腕。打線は低めのチェンジアップにてこずり、終盤まで「タイミングが合わずに泳がされた」(長谷川)と沈黙した。守備では失策やバッテリーエラーによる失点がかさんだ。決して盤石の試合運びではなかったが、八、九回に計5点を奪う粘りは見事だった。
次は第4シード水城と対戦。長谷川は「コツコツ走者を出して返すのが自分たちのスタイル。しっかり持ち味を出したい」と見据えた。
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