◇第73回秋季関東高校野球茨城県大会2回戦(常総学院1-0つくば秀英、22日・ノーブルホーム水戸)

常総学院は1点を守り抜き、緊迫した投手戦を制した。今夏の大会後から母校で指揮を執る元プロの島田直也監督(50)は「こういう緊張感の中で、勝ち切ったことは自信につながる」と納得顔だった。

前日の初戦で101球を投げ、連投となったエース秋本璃空(りく)(2年)は「疲れはなかった」ときっぱり。8安打を浴びたが、得点は与えなかった。力強い直球を中心に力でねじ伏せ11三振を奪った。「九回2死からが課題。ギアを上げた」と、最後の打者はこの日最速の142キロの直球で空振り三振に仕留めた。

それでも、秋本は「結果は完封だが、反省点も多い」と一言。次戦に向けて「守備から攻撃のリズムをつくれるよう、いい投球をしたい」と力を込め、指揮官も「相手は関係ない。挑戦者として一つ一つの試合を全力で戦うだけ」と淡々と語った。

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