センバツ1回戦 常総学院・島田監督、甲子園初采配 恩師・木内さんに「1勝」
◇選抜高校野球大会第5日(1回戦・常総学院9-5敦賀気比、24日・甲子園球場)
○…昨秋から指揮を執る常総学院の島田直也監督は、甲子園初采配初勝利を飾った。
名将にささげる1勝だ。同校を春、夏の甲子園大会で優勝に導いた木内元監督が昨年11月に死去。エースで夏の甲子園準優勝を経験し「マジック」と称された采配を学んだ島田監督は、かばんの中に木内氏の写真を忍ばせて試合に臨んだ。
5-5の九回には甲子園大会初の申告敬遠で満塁策を取り投手の大川に腕を振らせてサヨナラ負けのピンチをしのいだ。好采配も光った島田監督は「ミスが多いので怒られるかな。でも、チームで勝った。よく頑張ったなと言ってもらえるかな」と心の中で恩師に勝利を報告した。
■島田直也監督(51) 気を抜かず戦えた
先制、中押し、ダメ押しと得点したかったが、中押しがなかなかできなかった。失策も多かった。それでも、全員が気を抜かずに最後まで戦えた。