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荒磯親方に市民栄誉賞 茨城・龍ケ崎市 「第二のふるさと、感謝」

中山一生市長(左)から記念品のトロフィーを受け取る荒磯親方=龍ケ崎市役所
中山一生市長(左)から記念品のトロフィーを受け取る荒磯親方=龍ケ崎市役所


茨城県龍ケ崎市は6日、大相撲の荒磯親方(35)=元横綱稀勢の里、牛久市出身=に市民栄誉賞を贈った。荒磯親方は龍ケ崎市立の小中学校を卒業しており、表彰式では「(龍ケ崎は)第二のふるさと。心から感謝する」と語った。授与は荒磯親方が初めて。

市役所で開かれた式典で中山一生市長は「龍ケ崎育ちの横綱として、感動と希望を与えてくれた」とたたえ、表彰状や記念品を手渡した。荒磯親方は来年5月をめどに、阿見町に相撲部屋を完成させる予定で「もっと龍ケ崎を盛り上げたい。これからも長い付き合いになると思う」と応じた。母校の児童生徒からもメッセージカードが寄せられた。

荒磯親方は報道陣の取材に「成績が悪くても、熱烈に後押ししてくれた」と、現役時代に受けた応援に感謝。子どもの頃に市内であった相撲大会が自身の原点だったとも述べた。今後については「愛される強い力士を育てたい。茨城から横綱を、という気持ちだ」と強調した。

市民栄誉賞は2014年に創設。荒磯親方への授与は17年1月、横綱昇進を踏まえ決定した。ただ、昇進後の休場や新型コロナウイルス感染症の流行が影響し、日程調整が続いていた。

荒磯親方は兵庫県で生まれ、2歳の時に龍ケ崎市に移った。市立松葉小から長山中に進み、卒業後に角界入り。02年春場所初土俵。17年初場所で初優勝を果たし、日本人力士としては19年ぶりに横綱に昇進した。

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