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衆院選茨城7区 永岡氏、悲願成就 小選挙区で初勝利

悲願の小選挙区で初当選し、支援者と乾杯する永岡桂子氏(中央)=31日午後10時7分、古河市仁連のJA茨城むつみ三和支店
悲願の小選挙区で初当選し、支援者と乾杯する永岡桂子氏(中央)=31日午後10時7分、古河市仁連のJA茨城むつみ三和支店


衆院選で過去5回連続して比例復活当選と苦杯をなめてきた茨城7区の自民前職、永岡桂子氏は、31日午後9時53分ごろ、小選挙区で当選確実の一報が陣営に入り、見守っていた7区8市町の首長や県議らが喜びを爆発させた。

公明票の追い風に加え、7区の全首長と県議9人中8人が全面的に支援。街頭演説では、常総水害からの復旧や新型コロナ対策などで国とのパイプ役を果たした実績をアピールした。

永岡氏の応援に駆け付けた神達岳志常総市長や木村敏文坂東市長は「市や町単独では何もできない。地域のために国から予算を持ってくる代議士を選んでほしい」と支援を呼び掛けた。

選挙戦序盤から自民党の河野太郎広報本部長、福田達夫総務会長、麻生太郎副総裁、菅義偉前首相らが連日選挙区入り。「小選挙区で勝利して7区から大臣を」と口をそろえた。

昨年9月、無所属だった中村喜四郎氏が立民入り。これを受け、中村氏と過去3回選挙協力してきた公明が初めて永岡氏を推薦した。後援会組織を持たない永岡陣営にとって、7区に約2万票を持つ公明の参陣は「心強い」(陣営幹部)。与野党対決が明確になり、永岡氏は「安定の自公政権か立民・共産の野合連合か」と有権者に問い掛け、「与党候補として野党には絶対に負けられない」と渾身(こんしん)の訴えを展開した。

当選の報を受け、永岡氏は「友好団体や自民党、組織を挙げて一緒に戦ってくれた公明党の皆さまのおかげ」と満面の笑みを浮かべた。

「無敗の男」中村氏を破り、初めて小選挙区当選の美酒を味わった。永岡氏は「まずは少子化対策をやりたい。子育て支援や女性の就労支援は少子化対策にもつながる。命と生活を守る政策に取り組んでいきたい」と語った。



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