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豆力士に大きな拍手 茨城・潮来で延方相撲 4年ぶり復活

元気よく相撲を取る子どもたち=潮来市新宮
元気よく相撲を取る子どもたち=潮来市新宮


茨城県指定無形民俗文化財の延方相撲が30日、同県潮来市新宮の鹿嶋吉田神社で開かれた。新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催。未就学児による花相撲が実施され、大勢の観客でにぎわった。

延方相撲は、江戸時代の1673年、漁場や農耕地を巡る争いが解決したことを感謝して行われたことが始まりとされ、今年で350周年を迎える。花相撲には下番・洲崎区在住や出身者の7組14人の子どもが出場。豆力士たちは保護者と一緒に土俵へ上がり、元気よく四つ相撲を披露したり、保護者に抱き付いたりして大きな拍手を受けた。

神奈川県から参加し、3人の息子が出場した小田倉彦さん(35)は「三者三様だったが、大役を果たしてくれて良かった。元気に強く育ってほしい」と話した。

当番・下田区の諸星嘉津雄区長(72)は、4年ぶりの開催に当たって会議を重ねたとし、「人数が少ない区もある中、それでも続けていける基礎はつくったつもり。今後も改革を重ねながら伝統の文化を残していってほしい」と願った。

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