◆2021年1月◆

神経を張り詰めた構図

2021年最初の紙上フォトコンテストには、凜(りん)とした冬の空気感が伝わる風景や県内各地のイルミネーションなどを中心に148点が集まりました。

最優秀賞は、酒寄英紀さんの「黄昏の詩」です。土浦の街明かりの背後に浮かび上がる富士山。よく知られた撮影スポットですが、霞ケ浦の湖面やハス田が夕日に染まり赤一色になった好条件を、見事に写し撮りました。露出の的確さはさることながら、細部にまで神経を張り詰めた構図のバランスが、気韻を感じる風景写真にしています。

優秀賞にはイルミネーションを題材に作者の情感を投影した2作品が選ばれました。大和田健さんの「あ〜そ〜ぼっ」は、イルミネーションの世界観に、少年の像を見上げる少女を配置して独自の物語を紡ぎました。2人の対話が聞こえてきそうです。

佐々木敏勝さんの「兄弟」は、戯れる兄弟の影と、前ぼけとして取り入れた電飾を組み合わせ、夢の中のような世界を描き出しています。光を巧みに操る技術の高さを感じます。(写真映像部)



「黄昏の詩」 酒寄英紀(筑西市)




「あ〜そ〜ぼっ」 大和田健(筑西市)


「兄弟」 佐々木敏勝(日立市)




「里美ドラゴン現る」 大島一郎(鹿嶋市)


「雪原の柿」 三輪京三(水戸市)


「黎明富士」 平沢徳孝(常陸太田市)


「未来を咲かそう」 桜井孝(常総市)


「厳寒の漁」 佐藤邦夫(東海村)


「光の魅力」 川村昇司(水戸市)


「願いをこめて」 袴塚優人(水戸市)


「朝陽を浴びて」 根芝一夫(古河市)


「天日干し」 綿引勝春(大子町)


「爽快」 藤井美代志(かすみがうら市)

2021 年
 4 月 17 日 (土)

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