◆2025年 12月◆

絶景の中、幸運捉える

今年最後のフォトコンテストには、風景、スナップ、ネイチャーなど、バラエティーに富んだ作品が寄せられました。117点の応募がありました。

最優秀賞は、笹島為典さんの「夕暮れの雷鳥」です。国の特別天然記念物で、絶滅危惧種に指定されている雷鳥を、北アルプスの絶景の中に捉えました。蝶ケ岳から槍ケ岳や穂高岳を望むこの場所一帯は有名な撮影スポットですが、雷鳥に出合えたのは幸運でした。標高3000メートル級の山々が連なる稜線(りょうせん)を浮かび上がらせる残照と、青い岩肌のコントラストも見事です。

優秀賞には、稲葉清美さんの「タイムスリップ」と高瀬一仁さんの「錦秋は水面にも」が選ばれました。「タイムスリップ」は、タイトルの付け方が絶妙です。公園でよく見かけるチューブ型の滑り台が、時空を超える入り口のように見えてくるから不思議です。アンダー気味の露出も非日常感を演出するのに功を奏しています。

「錦秋は水面にも」は、久慈川に映った山の紅葉とJR水郡線の列車。川面の揺らぎが列車の疾走感も表現しています。紅葉、列車、水鏡の好条件がそろうのはそうはないと思います。着眼点に技ありの作品です。(写真映像部)





「夕暮れの雷鳥」 笹島為典(城里町)
ニコンZ7 24~200ミリ f9 1/50秒ISO720=長野県




「タイムスリップ」 稲葉清美(つくば市)
ニコンD750 18~35ミリ f14 1/800秒 ISO3200=下妻市


「綿秋は水面にも」 高瀬一仁(大子町)
ソニー 24~105ミリ f4 1/500秒 ISO1600(PLフィルター)=大子町




「湖上のブルーモーメント」 宮木尚男(阿見町)


「狐になる笑顔」 川村昇司(水戸市)


「イチョウに包まれて」 圷晃(常陸大宮市)


「健やかな成長を願って」 石嶋智雄(結城市)


「秋を映して」 望月森雄(常陸大宮市)


「大空へ羽ばたくキジ」 溝口一郎(行方市)


「お役者」 西口邦彦(石岡市)


「ブルーインパルス」 若泉治男(行方市)


「クリスマスに乾杯」 佐々木敏勝(日立市)


「夜明け前 静かなる県庁」 矢口正彦(笠間市)

2025年 12月