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小平奨励賞受賞 ひたち人形劇団パッペ

ひたち人形劇団パッペのメンバーと茨城キリスト教大学の学生ら(同人形劇団提供)
ひたち人形劇団パッペのメンバーと茨城キリスト教大学の学生ら(同人形劇団提供)


日立市女性センターでの人形劇講座を経て、1987年に結成された「ひたち人形劇団パッペ」。人形劇で使用する操り人形の総称「パペット」と「よかっぺ」を掛け合わせた造語で、広い視野で作品選びや創作をしながら地域に根差した活動をしていきたいという願いが込められている。これまで日立市、北茨城市、東海村、水戸市などの保育園や幼稚園を中心に計700回ほど上演を行っている。

演目は「おおきなかぶ」「三つのねがい」「まめたとやまんば」など世界の昔話や創作絵本を題材にしたものが多く、人形のリズミカルな動きで子どもの好奇心をかき立てる。メンバーは30代から60代の女性12人で「子どもたちに想像の世界の楽しさや人と共感する心地よさを体感してもらうため、子どもの目線に立った作品作りを心掛けている」(松本晴美代表)。

2001年からは茨城キリスト教大学のワークショップにも参加し、保育士などを目指す学生に人形劇の魅力を伝えている。今回の受賞について松本代表は「子どもたちの成長を助けたいという思いが評価された」とし、「これからも地域の子どもたちに幸せなひとときを届けたい」と笑顔を見せた。



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