来年2月 「水郷つくば」誕生 県南3JAが合併調印

土浦(土浦市)、竜ケ崎(龍ケ崎市)、茨城かすみ(美浦村)の3JAは1日、土浦市内で合併調印式を開いた。今回の合併契約を受けて25日に開催する臨時総代会で、各地区の総代から合併議案の承認が得られれば、来年2月1日に新JA「水郷つくば農業協同組合」が誕生することになる。
3JAは今年3月に「中核JA(県南)合併協議会」を立ち上げ、会長にJA土浦の池田正組合長を選任した。調印式で、池田会長は「合併によって7市町村を管内に持つ県南地区最大のJAとなる。業務改善や連携強化で、攻めの農業を展開していきたい」と力を込めた。
新JAの本店はJA土浦本店に置き、JA竜ケ崎本店、JA茨城かすみ本店、JA土浦にそれぞれ地区本部を設ける。合併で組合員数は2万8013人、貯金残高2331億3803万円(18年1月末現在)となり、組合員数、貯金残高ともに県内2番目の規模となる。JA県中央会の佐野治会長は「県内1位のJAを目指し、全国をけん引していってほしい」と期待した。
県内では、JAなめがたと、JAしおさいが7月28日に臨時総代会を開き、合併議案を承認している。
(小室雅一)