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《茨城国体》体操成年男子「金」1号 成年女子健闘3位

〈体操成年男子団体決勝〉最後の鉄棒で、宮地秀享(県競技力向上対策本部)が着地を成功させ、歓喜する本県選抜=日立市池の川さくらアリーナ、鹿嶋栄寿撮影
〈体操成年男子団体決勝〉最後の鉄棒で、宮地秀享(県競技力向上対策本部)が着地を成功させ、歓喜する本県選抜=日立市池の川さくらアリーナ、鹿嶋栄寿撮影
体操成年女子団体で3位になり、笑顔で表彰状と銅メダルを手にする本県選抜=日立市池の川さくらアリーナ、鹿嶋栄寿撮影
体操成年女子団体で3位になり、笑顔で表彰状と銅メダルを手にする本県選抜=日立市池の川さくらアリーナ、鹿嶋栄寿撮影


第74回国民体育大会「いきいき茨城ゆめ国体」の会期前競技第6日は14日、日立市池の川さくらアリーナで体操成年男女団体が行われ、成年男子として本県選抜が初優勝を飾り、今大会県勢第1号の「金メダル」となった。成年女子も活躍し、3位に入った。

体操会場には立ち見が出るほどの観衆が詰め掛け、成年男女の本県選抜に大声援を送った。成年男子はリオデジャネイロ五輪団体金メダルで古河市出身の山室光史(コナミスポーツ)ら強力な5人で構成し挑んだ。選手たちは声援に応え、床運動で57・250点を挙げるなど、6種目隙なく点数を積み重ねた。

最終種目の鉄棒では宮地秀享(県競技力向上対策本部)が最高難度の技を決め優勝を確定させた。2位福井に5・1000点差をつけ、危なげない優勝だった。「一般男子」として優勝した1974年茨城国体以来の快挙。

成年女子本県選抜も同五輪代表の内山由綺(早大)ら強力布陣を敷いて挑み、安優音(順大)らの活躍もあり、見事3位となった。

水球女子の本県選抜は予選リーグ2試合を戦い、鳥取に31-1、鹿児島に15-5とそれぞれ大差で破り、4強入りを決めた。15日の準決勝は石川と対戦する。

飛び込みは少年女子高飛び込みの北村夢(茨城高)が231.40点で4位に食い込み、少年男子板飛び込みの坂田慈央(取手二高)も346.35点で4位に入った。

ビーチバレーは少年男女とも決勝トーナメント1回戦までが行われ、本県選抜は男女とも同2回戦に駒を進めた。男子の舟木亮太・斉藤真輝組(ともに勝田工高)は同1回戦で第1セットを失いながらも徳島に逆転勝ちした。女子の小松かんな(日立二高)・板橋莉子(牛久高)組は同1回戦で岩手を圧倒し、危なげなく16強入りした。

競泳は少年男子A200メートルの徳淵凜(常総学院高)が4位に入ったほか、成年女子100メートルバタフライの平山友貴奈(県競技力向上対策本部)は5位、成年男子100メートルバタフライの和田有真(同)は7位、同400メートル自由形の古閑萌人(日体大)は8位だった。本県選抜のリレーは少年女子B400メートルリレーで6位、少年男子A800メートルリレーは8位だった。

第7日は15日、引き続き日立市で体操、ひたちなか市で競泳と飛び込み、大洗町でビーチバレー、土浦市で水球が行われる。(小池忠臣、川崎勉)

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