2020年3月24日(火)

《新型コロナ》茨城県内新たに5人判明 80代男性妻子ら陽性

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茨城県は24日、つくば市などに住む40代と70代の男女計5人が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。このうち4人は筑波記念病院(つくば市要)に入院中に感染が判明した80代男性の妻子などの濃厚接触者。県は院内感染があったかを調べるため、同病院の医療従事者や入院患者のPCR検査を急いでいる。新たに感染が判明した5人はいずれも軽症か無症状で自宅待機中で、近く入院する。

県内で感染が確認されたのは24日時点で計10人となった。

80代男性と接点があった4人の内訳は、つくば市の70代女性と県外に住む40代女性医師で、この2人が男性の妻子。男性と同居の妻は18日から咳の症状があった。娘は男性が入院した11日以降に付き添い、21日から咳などの症状が出た。医師として県外で働いており、県内では診療は行っていない。2人とも海外渡航歴はない。夫婦の自宅で働く家政婦の70代女性=桜川市在住=の感染も判明した。この3人の行動歴は、せきなどの症状が出て以降は自宅と同病院の往復のみだったという。

もう1人はつくば市の社交ダンス講師の40代男性。80代男性の夫婦のうち妻が週に1回レッスンを受けており、夫の男性も今月3日に一緒に参加した。ダンス講師は1月20日から2月1日までイタリアに渡航歴があった。今月14日にせきが出始め、23日につくば市内の診療所を受診した。

80代男性は11日から同病院の個室に入院しており、入院中の23日に感染が判明した。このため県は男性の病室があるフロアで働いていた医師や看護師、入院患者など感染の可能性がある人をPCR検査の対象としている。

このうち看護師2人と別の家政婦の計3人のPCR検査は24日に実施し、いずれも陰性だった。対象者のうち残る35人(うち濃厚接触者27人)の検査結果は25日に判明する。県はこの結果を踏まえ院内感染の有無を判断し、今後の対策を決める。

24日、県庁で会見した県保健福祉部の木庭愛部長は「現時点では(講師が)海外で感染し、ダンスのレッスン中に夫婦に感染させたと結論付ける証拠は得られていない」、院内感染についても「(夫婦の)家族を超えた感染拡大の証拠もまだない」と語った。

新たに判明した感染者5人のうち残る1人は、牛久市のゴルフ場従業員の40代男性。20日に38度台の発熱や全身倦怠(けんたい)感などの症状が出て以降、断続的に医療機関を受診。24日の検査で陽性が確認された。男性はゴルフ場の厨房(ちゅうぼう)担当だった。(戸島大樹)


【24日判明した県内の感染者の概要】
患者( )内は居住地 行動歴など
1. 70代無職女性(つくば市) 5例目80代男性の同居の妻 軽症
2. 40代医師女性(県外) 5例目男性の娘 11日〜付き添い 軽症
3. 70代家政婦女性(桜川市) 5例目男性の付き添い週3回勤務 症状なし
4. 40代社交ダンス講師男性(つくば市) イタリア渡航。5例目夫婦が通うダンス教室の講師 14日からせきなど
5. 40代ゴルフ場従業員男性(牛久市) 20日から発熱など



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