《2020年夏季茨城県高校野球大会》3回戦 水戸啓明のバッテリー、雨に対応
水戸啓明は先発の小島正也と大貫翔真主将の3年生バッテリーが雨天に対応し1失点に抑えた。
初回は雨で小島の指先が滑り、2者連続四球で押し出し。先制点を献上したが、二回からは制球力を優先し、危なげない投球を見せた。五回は1死一、二塁で大貫がマウンドへ駆け寄り、「変化球を生かそう」と声を掛けた。低めのスライダーを打たせて投ゴロに打ち取り、狙い通りに併殺で仕留めた。
五回まで雨が降り続け、二回裏終了後に40分間中断した。大貫はボール交換時に間を取るなどしてサポートし、「難しくなるのは分かっていた。二回からはいつも通り投げてくれた」と満足顔。一方で最速141キロのエース右腕は「次の試合までにもっと調子を上げ、勝たせる投球をしたい」と次戦を見据えた。