《2020年夏季茨城県高校野球大会》3回戦 総和工、昨夏王者と互角の戦い
昨夏まで3年連続で3回戦敗退だった総和工は、昨夏の王者撃破まであと少しまで迫ったが、今夏も3回戦の壁が厚かった。
二回に失った4点を追い付き、延長十回タイブレークまで互角の戦いを演じたが、最後はサヨナラ負け。反撃の2ランを放った杉山紘也主将(3年)は「いつも通りのプレーをしたが、点を取るべきところで取り切れなかった」と目を赤くした。
二回の4失点のうち、2点が失策が絡んだ。六回までに走力を使った攻めで取り返したが、終わってみればミスで献上したこの2点が勝敗に響いた。鈴木正良監督(51)は「あげた点は返ってこない。うちの勝ちゲームのはずだった」と悔しがった。杉山主将は「気の緩みがあった分、相手の方が少し上だった」と敗戦を認めるしかなかった。