《2020年夏季茨城県高校野球大会》4回戦 啓明・遠峰が会心弾
同点で迎えた九回表、水戸啓明の9番遠峰飛翔(3年)が高校初となる本塁打を放ち、苦しむチームを勝利に導いた。「入るとは思っていなかった。頭が真っ白になった」と喜んだ。
無死一塁、3ボール1ストライクからの失投を見逃さなかった。甘く入った直球を完璧に捉えた。「感覚がなかった」という会心の一打は、左から右に吹く風に乗り、右翼席に一直線に伸びていった。雄たけびを上げながらホームベースを踏み、ベンチに戻ると、チームメートから手荒い祝福を受けた。
次戦は高校最後の試合。「勝ち抜くことが大事。次につなげる打撃でチームに貢献したい」と全力を誓った。