《2020年夏季茨城県高校野球大会》4回戦 石岡一の古屋主将 最後まで仲間鼓舞
○…「もう一回甲子園に行きたかった」。石岡一の古屋健太郎主将(3年)は試合後、涙をこらえながら語った。
昨春のセンバツは中堅手として出場。初戦で敗れた悔しさを糧に厳しい練習を乗り越え、新チームになってからは主将としてチームを引っ張ってきた。しかし、甲子園大会は中止となった。それでも「一試合でも多く」とここまで戦ってきた。
試合は八回裏に2点を先制された。厳しい状況でも周りに目を向け、一人一人に声を掛け続けた。「いつかチャンスはくる」と信じ続けたが、最後まで相手エースから得点を奪えなかった。
主将としての1年間は「苦しかった」。時には嫌われるような厳しい言葉も掛けてきた。最後は仲間たちに「ここまで一緒に本気で戦ってくれてありがとうと伝えたい」と話した。