第72回中小企業団体全国大会(全国中小企業団体中央会、茨城県中小企業団体中央会主催)が22日、水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館(県民文化センター)で開かれ、全国から約380人が参加して新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける中小企業への支援拡充などを訴えた。同全国大会を茨城県で開催するのは初めて。　

全国中小企業団体中央会の森洋会長は「企業間連携を一層強くし、中小企業、小規模事業者全体の生産性向上に向けた取り組みを積極的に支援していく」とあいさつ。来賓として出席した梶山弘志経済産業相は「(新型コロナの)難局を乗り越えるために全国から参加した皆さんと現状や課題を共有し、官民一丸となって『ウィズコロナ』という新たな時代に向けた活動を加速する機会としたい」と述べた。

大会は国に対して新型コロナ対策や多発する自然災害からの復興支援などを求める大会決議を採択。優良組合などを表彰し閉会した。来年は横浜市で開催する。