新型コロナ 新規感染者数は2番目の規模 茨城県内で67人

茨城県と水戸市は5日、県内で新型コロナウイルス感染者が新たに計67人確認されたと発表した。1日の新規感染者数は昨年12月4日の85人に次ぐ2番目の規模。このうち7人は接待を伴う飲食店の従業員で、土浦市桜町の「ティファニー」で30〜40代の女性4人、水戸市大工町の「VOGUE(ヴォーグ)」で20〜30代の男性3人の感染を確認。県などは「クラスター(感染者集団)が否定できない」として、両店名を公表した。県内の累計感染者は2659人となった。
ティファニーでは、これまで従業員男女2人の感染が分かっており、感染者は6人に広がった。県は昨年12月24日以降の同店利用者に対し、土浦保健所への相談を呼び掛けている。
また、ヴォーグでは、県と水戸市が既に従業員2人の感染を発表しており、感染は計5人となった。市は同21〜31日までに同店を利用した客や出入り業者、タクシー・代行業者らに対し、最寄りの保健所に連絡するよう呼び掛けた。
クラスターが発生したひたちなか市内の介護老人保健施設では、40〜70代職員3人と60〜90代入居者4人の男女計7人の感染が判明。つくば市の20代会社員男性4人は、12月下旬に県内の飲食店で忘年会を開催。これまでに感染判明している1人を含め、参加者5人全員の感染が分かった。
常総市の50代女性は、感染が相次ぐ同市内の食品加工工場の従業員。女性を含め中等症は計7人だった。
新型コロナ感染者のうち29人が5日までに回復。県内の退院・退所などは計2191人となった。
■県内感染確認者
2659人(前日比+67人)
うち死者 38人
退院・退所等 2191人
(県発表、5日午後10時現在)