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【2021飛躍】 (4) 市議・小村政文さん つくる最高のつくば

まちづくりへの思いを込めながら、氏名標を立ち上げるつくば市議の小村政文さん=つくば市研究学園、鹿嶋栄寿撮影
まちづくりへの思いを込めながら、氏名標を立ち上げるつくば市議の小村政文さん=つくば市研究学園、鹿嶋栄寿撮影


昨年10月に実施されたつくば市議選で初当選、同市議会では16年ぶりの20代議員となった小村政文さん。金髪にモヒカン姿という一見議員には見えない風貌。しかしながら「市民全員が『つくば最高』と言えるまちをつくっていきたい」とつくば市への愛は誰よりも強い。

筑波大に入学して同市に住み始めた。3年時には、自分から「勝手につくば大使」を名乗り活動開始。以降、市内の飲食店や名所をブログやフリーペーパーで発信する活動を続けている。

大使の活動の中で、「市議に向いてるんじゃない」と市民に言われたことから政治に興味を持った。市議について調べるうち、まちづくりの根幹に関わることができる活動に魅力を感じて、出馬を決意した。

選挙には、最もなじみの深い「勝手につくば大使」の名前で立候補。大学の友人らの支援を受け、昼はつじ立ちや街頭演説、夜は会員制交流サイト(SNS)での情報発信といった活動を展開。積み重ねた大使としての知名度も後押しし、2401票を獲得した。

先月開かれた改選後初の定例会では、さっそく一般質問に立つなど市議としての第一歩を踏み出した。「とんでもなく緊張したが、2401人が僕を送り込んだ意味を考えると勇気になった」と振り返る。責任の重さを実感した初議会となった。

「しっかりアンテナを張り、市民の声を吸い上げられるようになる」と目指す市議像を語る。最高のつくばをつくる挑戦は始まったばかりだ。

■こむらまさふみ 1993年北海道網走市生まれ。筑波大卒。大学在学中から「勝手につくば大使」として活動。27歳。



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