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《新型コロナ》ワクチン優先接種会場、茨城県内485カ所 医療従事者8万9000人対象

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新型コロナウイルスワクチンの医療従事者向け優先接種について、茨城県医師会の鈴木邦彦会長は19日の定例会見で、県内のワクチンの接種施設として計485医療機関を確保したと発表した。対象者は約8万9千人で、3月以降に実施される見通し。

同会によると、超低温冷凍庫が置かれ、ワクチンの保管や分配の拠点となる「基本型接種施設」として50カ所を選定。基本型施設から冷蔵でワクチンを移送して接種を行う「連携型接種施設」は当初から大幅に増え、435カ所が開設される。

県によると、接種施設ごとの受け入れ人数や、基本型と連携型施設のマッチングは完了し、ワクチン供給の流れは固まった。今後、接種予定者と接種施設リストのマッチング、予診票の発行などを経て接種を開始する。

優先接種の対象者約8万9千人の内訳は、医師会関係が約6万9400人、歯科医師会関係が約6千人、薬剤師会関係が約5200人、消防など行政職員が約8600人。

県内でのワクチン接種は、18日から国立病院機構での「先行接種」が始まった。

3月半ば以降とされる医療従事者向け優先接種は県が調整を担い、4月以降に高齢者向け優先接種(対象約84万人)が始まる。

鈴木会長は「円滑に(ワクチンが)供給されるかどうかに左右されるが、まずは医療従事者向け優先接種を成功させ、その後の高齢者の接種につなげていきたい」と述べた。



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