茨城県は20日、県内で新型コロナウイルス感染者が新たに40人確認されたと発表した。このうち5人は、クラスター(感染者集団)が発生した土浦市の事業所に勤務する20〜50代の会社員男性。県内の累計感染者は1139人となった。

県によると、同事業所関連の感染者は計17人に拡大。これまでに勤務する159人の検査を終えた。

土浦市役所では、60代と30代の男性職員2人の感染を新たに確認。県が19日に発表した同市の40代女性も新たに職員と分かった。

同市の40代会社員男性は、クラスターが発生した同市神立中央の飲食店「ヴェルニ」利用客。これで同店の感染者は、従業員を含め計8人に広がった。

同市の20代女性と50代男性は、ともに18日に感染判明した20代男性と同じ県内の障害者福祉施設利用者。利用者の感染は計4人となった。50代男性の親で70代女性の感染も分かった。

市町村別の新たな感染者は、土浦市14人▽つくば市10人▽つくばみらい市、かすみがうら市3人▽石岡市、常総市2人▽古河市、牛久市、守谷市、龍ケ崎市、東海村、美浦村1人。

新型コロナ感染者のうち18人が20日までに回復。県内の退院・退所などは計846人。

■県内感染確認者
1139人(前日比+40人)
うち死者　19人
退院・退所等　846人
(県発表、20日午後10時現在)