《2020年夏季茨城県高校野球大会》1回戦・県南ブロ 潮来唯一の3年・青木 「続けてよかった」
竜ケ崎南、石岡商、神栖との「4校連合」で臨んだ潮来の唯一の3年生、青木蓮。中学時代は野球部だったが、高校入学時は剣道部に加入。野球部の先輩が練習にひたむきに取り組む姿を見て「自分にも何かできるんじゃないか」と、昨年2月に野球部に加入し、練習を積んできた。
試合は六回コールド負け。部活動再開後に全体練習ができたのは3回だけで投打の感覚にズレもあった。「不完全燃焼」と悔しがりながらも、「最後の大会をみんなとプレーできてうれしい」と喜びをかみしめた。
「小心者の自分に役割が務まるのか不安だった」としながらも、最後は堂々とした姿を披露。後輩たちに向け、「たとえ連合でもチームを大切に戦うことができる。今では野球を続けてきてよかったと思う」と力強く語った。
■竜ケ崎南・潮来・石岡商・神栖、小倉雄太監督(42) 気合入ってた
これまで初回に点数を取れたことはなかった。コールド負けだが、序盤には接戦を演じることができた。絶対に大会があると信じてやってきた。選手に気合が入っていた。
■竜ケ崎南・潮来・石岡商・神栖、金田瑠(るい)主将(石岡商3年)
自分たち(のチーム)だけでは試合ができなかった。昨年の11月ごろから体調を崩し、半年くらいボールを打っていなかった。(初回の適時打は)素直にうれしかった。