《2020年夏季茨城県高校野球大会》1回戦・県北ブロ 勝田工の下重、1失点完投 8被安打も動じず
勝田工の先発・下重聖(3年)は冷静なマウンドさばきで1失点完投。8安打を浴びながらも要所を締め、流れを断ち切った。「初回から調子の良さは感じていたが、完投できるとは思わなかった」と自信を付けた様子だった。
直球、変化球ともに低めに制球。勝負どころでは、相手の打ち気を逆手にとってボール球を振らせたり、投球までの時間を延ばしてスイングのタイミングをずらしたりと、強心臓ぶりも発揮した。
小沢直人監督(56)は「いい形で流れをつくってくれた」とエースの活躍に目を細めた。