候補者プロフィール：衆院選 茨城6区候補者アンケート：衆院選 茨城6区

古沢喜幸
（ふるさわよしゆき）
年齢：71
肩書：元市議
政党：共産新

土浦市議の経験と実績を買われ、擁立候補の急きょ変更にもかかわらず、「誰かがやるしかない」と立候補表明。「市民共闘で与党を少数派に追い込む。安倍政権を退陣させ、新しい政治をつくろう」と誓う。
衆院選最大の争点として「暴走政治をこのまま続けさせてよいのか」と訴える。「森友・加計疑惑隠しを狙った冒頭解散は世論に追い詰められた結果。安倍政権は安保法制、共謀罪法など憲法違反の法律を強行し、原発再稼働や消費増税など国民の反対の声を踏みつけている」と批判する。
また「希望の党も改憲推進。このままでは海外の無制限武力行使に道を開くことになる。戦争する国造りはやめさせよう。ノーの声を挙げよう」と訴える。
油圧機器製造会社で労組幹部だった30代に「一番筋が通っている」と入党。48歳から2年前まで同市議連続5期。座右の銘は「正義を貫く」。妻、長女と3人暮らし。土浦市中。71歳。

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ミサイル発射と核実験を繰り返す現在の北朝鮮情勢を踏まえた外交・安全保障について、お聞かせください。

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安倍首相は国連総会で「北朝鮮との対話は無駄だ」と言い切った。経済制裁は当然必要だが、圧力一辺倒では解決できない。偶発的、突発的な戦争が起これば、韓国、日本に多大な被害が想定される。憲法9条を持つ日本が積極的に話し合い解決を提案すべき。

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政府の経済政策「アベノミクス」を評価しますか、しませんか。

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全く評価しない。超金融緩和による円安で大もうけしているのは、自動車産業に代表される輸出大企業と、株高による株の取引や配当で潤っているごく一部の富裕層。ほとんどの国民は、円安による輸入品の値上がり、資材や食品の高騰で生活が大変。さらに、異状気象による野菜の高騰で庶民は踏んだり蹴ったりだ。

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消費税の10％への増税は先送りが繰り返され、２０１９年10月からの予定となっています。消費増税に賛成ですか、反対ですか。

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絶対反対。安倍内閣の8％増税で、41カ月で前年比消費が増えたのはわずか4カ月だけ。再増税で消費不況はさらに深刻になり、庶民の生活を直撃する。増税するなら、400兆円の内部留保を保有する大企業や株等で大もうけの富裕層を対象にすべきだ。大企業の実質的な法人税率は中小企業の63％である。

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憲法は改正すべきですか、改正せず守るべきですか。９条のあり方を含めお答えください。

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絶対変えてはいけない。日本が戦後72年間、海外で1人も殺し、殺されていないのは憲法9条のおかげだ。もし9条がなかったら、自衛隊は朝鮮戦争、ベトナム戦争、イラクやアフガニスタン戦争で大勢の外国人を殺し、自衛隊員にもおびただしい犠牲者が出たと思う。未来永劫（えいごう）、平和な日本を持続するため、憲法9条は必須です。

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東海第２原発の再稼働に賛成ですか、反対ですか。全国の原発の必要性自体、再稼働の是非はどう考えますか。

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賛成できない。来年11月で40年に達する東海第2原発は老朽化そのもの。鉄筋コンクリート建ての家でも亀裂が入る。もし事故が起これば、周辺地域（100万人）だけでなく茨城県全域が避難対象になりかねない。全国も同様で、事故が起きてからでは取り返しがつかない。

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加速する人口減少にどう対処しますか。どんな「地方創生」の対策がありますか。

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正規社員が当たり前の社会を形成し、誰もが結婚できる収入を保証すべき。次に必要なのは、子育て支援策の充実。農山村に暮らしている方たちは、周辺の環境を守っているのだから、それらに対する一定の報酬を保証し、安心して移住できる環境を整えるべきだ。

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今回の選挙で有権者に最も訴えたいことは何ですか。

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憲法9条を守り抜くこと。自民党や維新の会は公約に改憲を入れるという。希望の党は、憲法改正と安保法制を踏み絵にして公認を決定した。狙いは憲法9条にある。戦後72年間、平和な日本であり続けたのは憲法9条のおかげ。今度の選挙は9条を守るのか、なくしてしまうのかを決める大変重要な選択の機会だ。