《新型コロナ》茨城、休業要請解除 那珂市のミニ映画館、23日再開 座席減らし、予約制
新型コロナウイルス感染拡大防止のため臨時休館していたミニシアター「瓜連あまや座」(那珂市瓜連)は、23日から営業を再開する。感染防止のため、利用できる座席は間隔を空けて約3分の1に減らし、事前予約制にする。支配人は再開を支援者への「恩返し」と位置付け、準備を進める。
同館は4月11日から臨時休館。県が映画館の休業要請を5月18日から解除したことを受け、再開を決めた。清掃や換気を徹底するため、来場者の入れ替え時間を通常の約10分間から30分に拡大。新たにアクリル板を購入してパーティションとして受け付け窓口に設置し、空気清浄機を2台購入した。
同館を含む全国118館のミニシアターを支援しようとクラウドファンディングが立ち上がり、総額約3億3100万円が集まった。大内靖支配人は「映画を届けることで監督や俳優をはじめ、支援してくれた人への恩返しにしたい」と語った。
舞台あいさつなど月2回程度あったイベントは引き続き自粛する。大内支配人は「(客を)呼びたくても呼べない状況。いつ再開できるか分からない」と話した。