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常総市長選で再選した神達岳志さん 復興完遂期す2期目

常総市長選で再選した 神達岳志(かんだつたけし)さん
常総市長選で再選した 神達岳志(かんだつたけし)さん


「市長の1期交代のジンクスを打ち破ることができた。市民の皆さまに恩返しをしなければという思いでいっぱい」。常総市長選で再選した神達岳志さんは5日夜、当選の喜びとともに決意を語った。

県議に3回当選。常総水害の1年後、「復旧に向け国や県とのパイプを生かしたい」と、前回の市長選に立候補。現職ら3人を破り初当選した。1期目では「防災先進都市」を掲げ、鬼怒川、小貝川の堤防整備とサイクリングロード整備、自主防災組織の支援に取り組んできた。

再選を目指した今回の選挙については「1期交代では駄目だという市民の熱量をすごく感じた」と振り返った。「復旧・復興を完全に成し遂げるための2期目」と位置付け、防災力強化とともに新型コロナウイルス対策にも力を入れる。熊本豪雨で多数の死者が出たことも受け、「5年前の経験を基に、マイタイムラインの普及やICT(情報通信技術)を活用した防災を進め先頭を走っていきたい」と気を引き締める。

選挙戦の争点となった、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)常総インターチェンジ(IC)周辺開発についても、「アフターコロナの時代、都心から地方への人の流れが加速する。そのための拠点づくりを継続的に進めていく」と語った。

座右の銘は「暗いと不平を言うよりも、あなたが進んで明かりをつけなさい」。両親と3人暮らし。豊岡町。51歳。



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