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《2020年夏季茨城県高校野球大会》1回戦・県南ブロ 取手二の石垣、V打に好救援 七回3点三塁打

取手二─取手松陽 7回表取手二2死満塁、3点三塁打を放った石垣=ジェイコム土浦
取手二─取手松陽 7回表取手二2死満塁、3点三塁打を放った石垣=ジェイコム土浦


取手二の4番・石垣善大(2年)が投打の主役の座を独り占めだ。七回に決勝打となる3点三塁打を放てば、最終回の2死満塁のピンチでマウンドに上がると後続をピシャリ。見事にチームを勝利へ導いた。

主砲の役割を果たした。この日は3打席目まで無安打。いずれも走者がいたが、快音を響かせることはできなかった。4打席目は七回2死満塁の好機で回ってきた。

先輩たちの声援を受け「自分らしく思い切りのよいスイングをしよう」と初球を強振。打球は中堅手の頭上を越え、走者一掃の一打となった。

もう一つの見せ場は最後にやってきた。九回裏、失策や四球などが絡んで2死満塁とされると、後藤賢監督(60)は「(逆転の一打で)乗っていると思った」として、石垣にマウンドを託した。すでに準備万端で、意気揚々とマウンドへ。速球で三振を奪い、締めくくった。

試合後、決勝打の場面を振り返り、「本当はランニングホームランを狙っていた。三塁までしか行けなかったのは足が遅かったから」とおどけ、「先輩たちが盛り上げてくれたから打てた」と感謝した。

常総学院に挑む2回戦については「取手二伝統の『のびのび野球』ができれば負けないと思う」と強豪撃破を誓った。180センチ、77キロ。右投げ右打ち。城南中出身。



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