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《新型コロナ》茨城、累計感染者400人超 新規6人、「夜の街」やカラオケ

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)


茨城県と水戸市は10日、県内で新型コロナウイルス感染者が新たに6人確認されたと発表した。水戸市の「夜の街」関連と、クラスター(感染者集団)が発生した那珂市のカラオケ店関連では、それぞれ新たに1人の感染が判明した。県内の新規感染者は6日ぶりに1桁となった。累計感染者は403人となり、県内初確認から5カ月弱で400人を超えた。

累計感染者は7月13日に200人を超え、1カ月弱で倍増した。

県によると、大洗町の50代自営業男性は、県と水戸市が同市内の繁華街を対象に進めている一斉検査で感染が分かった。男性は7月下旬に複数の飲食店を利用。利用店舗は、クラスターが発生したとして市が公表した2店舗とは別の店という。

那珂市の80代無職女性はクラスターが発生した同市の「カラオケはる」を7月下旬に利用。10日の検査で陽性と分かった。同店利用者で感染した客などは計14人となった。

このほか、都内に電車で通勤する守谷市の30代会社員男性と、牛久市の20代会社員男性が感染判明した。

水戸市が10日発表した新たな感染者は2人。同市の「居酒屋ごじゃっぺ」を7月下旬に利用した同市の30代会社員男性で、同店関連の感染者は計6人となった。ほかに同市の60代無職男性も9日に感染が判明。いずれも軽症という。

入院患者2人と医師1人の感染が確認された水戸済生会総合病院(同市)については、市が同日、医師や看護師、既に退院した患者など新たに47人のPCR検査を実施し、全員の陰性を確認した。計102人を検査しており、11日も検査を続ける。

県はこの日、1日から水戸市で始めた「夜の街」の一斉検査を今月21日に終了することを明らかにした。1日100件の検査体制を敷いており、予約が埋まり次第受け付けを締め切る。これまでに約900人を受け付けた。

県によると、新たに回復した県内感染者の報告はこの日なかった。県内の退院・退所などは276人で変わらない。

■県内感染確認者
403人(前日比+6人)
うち死者 10人
退院・退所等 276人
(県発表、10日午後10時現在)

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