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八千代町長選で初当選した野村勇さん 責任ある立場に気力

八千代町長選で無投票で初当選した野村勇さん
八千代町長選で無投票で初当選した野村勇さん


2019年7月に八千代町職員を退職し、町議、そして新町長へ。わずか1年あまりで町のかじ取りを任される新リーダーに就く野村勇(のむらいさむ)さん。無投票で初当選を果たし、「実際にどのくらいの人が支持してくれたのか分からない状態の中、多くの人が頑張れと言ってくれた。私を支えてくれた人たちの力もあり、素直に喜びたい」と述べた。

59歳の若さで急逝した谷中聰町長とは小中高校が同じという幼なじみ。学年は自身が一つ上だが、実家も近く「(子どもの頃)いつも2人で遊んでいた」間柄だ。社会人になっても、共に町職員として汗をかいた。

下妻一高卒業後、1978年に町役場入庁。県、茨城租税債権管理機構へ出向するなど視野を広げた。税務畑が長く税務課長のほか、企画財政部長、総務部長を歴任。庁内からは「交渉術が非常にうまい。実務能力が高い」「真面目。法令関係に詳しい」などの声が聞かれる。

公約に掲げたのは、もうかる農業の推進、人口減少対策、女性の活躍など多岐にわたる。野村氏は「厳しい世界に入る。責任ある立場となる。初日から心構えも準備もしておきたい」と気力をみなぎらせる。

今年1月、長年の行政経験を生かした行政書士事務所を開設したばかり。座右の銘は「自主自立」。「地方自治の趣旨の自己決定、自己責任に似ている」。妻と2人暮らし。2人の孫と遊ぶのが楽しみ。坪井。61歳。



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