《解説》八千代町長選 人口減対策待ったなし
新人3人が出馬した2019年1月の激しい首長選から一転。八千代町長選は、唯一出馬を表明した無所属新人の野村勇氏が、37年ぶりの無投票当選という形で決着した。
現職町長の死去に伴う異例の短期決戦、連日の暑さ、お盆を挟む日程、新型コロナウイルスの影響-。投票率76%超えとなった前回と比べ、この1カ月間、町に選挙ムードはほとんど漂わなかった。
その中で野村氏は選挙態勢を着々と整え、幅広い人脈を生かした後援会組織と数十に及ぶ各種団体の推薦を取り付け、約半数の町議も支援に回るなど強固な足場を築いた。
谷中聰町長の政策を継承する考えを持つ野村氏だが、加えて少子高齢化に伴う人口減少対策の必要性も強く訴える。同町の人口はピーク時の1995年から約4千人減少。対策は待ったなしの状態だ。企業誘致、雇用創出、自主財源確保など取り組む課題は多い。
町職員を40年以上務め、町議へ転身。しかし、出馬に当たり1期目途中、約8カ月で辞職した。政治経験も浅く「知名度はまだまだ足りない」と自覚する。
町民の負託に応えるのはこれからだ。行政経験豊富な新町長の手腕に注目が集まる。
現職町長の死去に伴う異例の短期決戦、連日の暑さ、お盆を挟む日程、新型コロナウイルスの影響-。投票率76%超えとなった前回と比べ、この1カ月間、町に選挙ムードはほとんど漂わなかった。
その中で野村氏は選挙態勢を着々と整え、幅広い人脈を生かした後援会組織と数十に及ぶ各種団体の推薦を取り付け、約半数の町議も支援に回るなど強固な足場を築いた。
谷中聰町長の政策を継承する考えを持つ野村氏だが、加えて少子高齢化に伴う人口減少対策の必要性も強く訴える。同町の人口はピーク時の1995年から約4千人減少。対策は待ったなしの状態だ。企業誘致、雇用創出、自主財源確保など取り組む課題は多い。
町職員を40年以上務め、町議へ転身。しかし、出馬に当たり1期目途中、約8カ月で辞職した。政治経験も浅く「知名度はまだまだ足りない」と自覚する。
町民の負託に応えるのはこれからだ。行政経験豊富な新町長の手腕に注目が集まる。