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秋季関東高校野球 鹿島学園、投打のバランス良好

初出場の鹿島学園
初出場の鹿島学園


第73回秋季関東高校野球大会が24日開幕。鹿島学園は専大松戸(千葉3位)と25日午後0時半からZOZOマリンスタジアムで対戦する。

鹿島学園は投打のバランスがよく、茨城県大会をそつなく勝ち上がった。5試合でのチーム打率は3割5分、総得点は34と力強い。投手陣も防御率2.30と要所をしっかり抑え、大崩れがない。

打線は、決勝で先制アーチを放った高久塁、サヨナラ打で勝利を決めた船田琉斗はともに6打点と好機に強い。5番の大塚大は安打10本のうち5本が二塁打と、持ち前の長打力を発揮した。打線のつながりがよく、どこからでも得点できる。

エース右腕・薮野哲也の活躍も躍進につながった。130キロ台後半の直球に、スライダーなどを織り交ぜた緩急のある投球で打者を翻弄(ほんろう)。県大会では34回2/3を投げ42三振を奪った。関東大会出場が懸かった準決勝と決勝は1人で投げ抜き、スタミナも兼ね備える。2番手には、マウンド経験が豊富な左腕の坂上春喜も控える。

対する専大松戸は同じく初出場だが、夏の甲子園出場経験がある強豪。千葉県大会では大黒柱の深沢鳳介を中心に、チーム防御率0.78と守りが堅い。

鹿島学園は深沢を何とか打ち崩したい。竜ケ崎一など本県の3校を甲子園出場に導いた経験を持つ持丸修一監督の采配も要警戒だ。

センバツ初出場を決め、チームの歴史を塗り替えられるか。薮野は「1勝を積み重ねた結果が甲子園。まずは初戦を勝つ」と力強く宣言した。

【秋季大会成績】
▽水戸地区代表決定戦 10-0 緑岡(5回コールド)
▽県大会1回戦 4-1 下妻二
▽2回戦 11-0 日立北(5回コールド)
▽準々決勝 5-4 水城
▽準決勝 10-4 霞ケ浦
▽決勝 4-3 常総学院(延長11回)

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