《新型コロナ》入院中の80代男女2人死亡 土浦日大高、新たに生徒9人 茨城県内、28人感染

茨城県は17日、新型コロナウイルスに感染し県内の医療機関に入院していた80代の男女2人が16日に死亡したと発表した。県内の死者は34人となった。県によると、17日は県内で新たに28人の感染を確認。クラスター(感染者集団)が発生した土浦日大高(土浦市)では、生徒の男女9人の感染が新たに判明した。つくば市の50代会社員男性が重症で、ほかに2人が中等症。県内の累計感染者は2081人となった。
県によると、新たに感染が分かった同高生徒は、バスケットボール部員3人、バレーボール部員5人、その他1人。感染は生徒と職員の計29人に拡大した。同高では、430人の集中検査により12人の陽性が判明しており、さらに生徒約80人を追加で検査する。
重症の男性は人工心肺装置「ECMO(エクモ)」を使用。男性の家族の50代会社員女性と、八千代町の50代会社員女性が中等症。
坂東市の50代会社員女性は、同市の障害者支援施設「暁厚生園」職員で、関連の感染者は72人となった。
新型コロナ感染者のうち28人が16日までに回復。無症状のまま12日に自宅療養を終えた1人にせきなどの症状が見られたため、県内の退院・退所などの累計は1人分取り消され1724人となった。
■県内感染確認者
2081人(前日比+28人)
うち死者 34人
退院・退所等 1724人
(県発表、17日午後10時現在)