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《連載:記録から見た選抜出場校》(下) 常総・田辺、攻撃けん引



■打者
常総学院は中軸を担う、田辺主将が県大会以降は全試合で安打を放ち、打率4割8分6厘で攻撃をけん引した。全試合に出場して18安打はチームトップを誇る。4番の青木は、長打こそ1本も出なかったが、7打点と好機に強い。

大阪桐蔭は強打者がそろう。宮下、池田、前田の中軸で計9本塁打。4番池田は打率5割1分5厘、3本塁打、19打点と長打力が光る。遊撃の藤原は下位打線ながら16打点と勝負強い。

高崎健康福祉大高崎(群馬)の桜井は打率6割3分9厘。3本塁打、17打点をマークした4番小沢とともに強力打線をけん引。智弁学園(奈良)のスラッガーの前川は厳しく警戒される中、打率4割、2本塁打と存在感を示している。

北海の宮下は5割5分9厘の高打率を残し、遊撃守備でも無失策だった。県岐阜商の高木は186センチ、87キロの大型捕手で、攻守に評価が高い。

■投手
常総学院のエース右腕・秋本は、9試合を投げ防御率1・46。完投した3試合は全て完封勝利を挙げた。最速145キロの直球と多彩な変化球を織り交ぜた緩急のある投球が持ち味だ。大川は最速146キロの直球が武器。6試合で182/3回を投げ、自責点4と大崩れがない。

他チームでは、本格派の2人の右腕投手が注目される。市和歌山の小園は最速152キロの快速球が持ち味。46回を投げて50三振を奪った。防御率1・17と安定感は抜群だ。中京大中京(愛知)の畔柳も150キロ超の直球を武器に、49回2/3で60奪三振、防御率0・72と圧巻の投球を見せた。

左腕投手では、北海(北海道)の木村が52回2/3で自責点は2。東海大甲府(山梨)の若山は45回を投げ、四死球6と制球力に優れる。

明徳義塾(高知)の代木は登板した7試合を全て一人で投げ抜いて、4完封を記録した。



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